連日の暑さにやられて、
早速ダウンしているカオルコ。
せっかくの休日にグダグダ過ごしていると
見かねたマコトが声をかけてきて…
今年の夏もなんて暑いの!?
こんなに暑くっちゃ何もする気が起きないわ…。
カオルコ様、朝からずっとゴロゴロしていらっしゃいますが、夏バテにでもなられましたか?
あら、マコト。暑さで体が火照ってだるいし、転がりたくもなるわよ。
でもエアコンに頼りすぎるのは体によくなさそうで…(泣)
それでは、ちょっとした工夫で体が感じる暑さを和らげる方法をお教えしましょう。ポイントは周囲の温度ではなく、カオルコ様の体温や体感温度です。
体の中を循環する血液を冷やしてあげることで、体温を下げることができます。
冷却効果が高いのは、脈拍が取れるような皮膚が薄いところ。
たとえば、手首や首、ひじの内側やひざの裏側、こめかみなど、血管と皮膚が近い部分を冷やすと、効率よくクールダウンできるのです。
これは熱中症のときにも効果的です。
冷やし方は、保冷材をバンダナに包んで巻いたり、濡らしたタオルを当てるだけでもいいので、今すぐにでもできますよ。
自分の体温を下げることで暑さの感じ方が変わるのね! いっそ冷やしたタオルケットに全身包まれたいわ。
涼しいを通り越して、凍えてしまいます(慌)
旬の野菜はその季節に必要な作用や栄養を含んでいます。
暑い時期に採れる夏野菜の多くはカリウムと水分を豊富に含み、利尿作用に優れているのが特徴で、尿と一緒に体の熱も逃すため体温を効果的に下げてくれます。
たとえば、スイカやナス、ゴーヤ、なかでもとくにカリウムが多いのはキュウリです。
もちろんそのままでも十分効果はございますが、ピクルスにしていただくとさらによし。
お酢の疲労回復効果もあって、夏バテ気味のカオルコ様にはおすすめですよ。
キュウリにそんな力があったなんて驚きだわ!
さっそく夏野菜のバーニャカウダを用意してちょうだい、マコト。
食欲はご健在のようで安心しました(笑)
汗は、蒸発時に熱を奪って気化します。そのため、皮膚温度を下げたり、体温調整するには「発汗」が欠かせません。
ここで大切なのは、汗が蒸発しやすいアウターを着ることです。
袖口や襟元にゆとりのあるデザインなら、衣服の中に風が通って放熱しやすくなります。
そして素材は通気性・吸湿性の高い麻がおすすめ。
肌に張りつきにくいので肌と服の間に風が通りやすく、なかでも亜麻でつくられたリネンと呼ばれる布製品は肌触りもよく人気があります。
麻と同じく植物性繊維の綿や、さらっとした手触りのレーヨンも汗をしっかり吸収してくれるので、夏にはぴったりですよ。
着る服でも涼しさが違うのね。
そういえばこの間買ったワンピースはリネンだったわ!
さすが、わたしね♪
ちなみに、暑いからといって薄着をすればいいというわけではございません。
冷感加工が施されていたり、吸汗性の高いインナーを身につけることで快適さはさらにアップ。
肌を衛生的に保ってくれますし、汗じみが目立たないタイプなら外出時も安心ですね。
夏なのに重ね着で快適になるの!?
汗じみ対策もインナー1枚でできるし、暑さや汗を気にせず楽しく出かけられそう!
その勢いで暑い夏を乗り切りましょう。