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マナー講座 冠婚葬祭マナー
Vol.03 突然の訃報に慌てないために・・・

訃報とは突然やってくるもの。慌ててしまいがちですが、親しかった方やお世話になった方との最後のお別れとなるわけですから、きちんとしたマナーで見送ってあげたいものです。いざというときのために、いくつかの約束事を覚えておきましょう。

通夜と告別式の違い ブラックフォーマルの約束事 NG行為&こんなときどうする?

通夜と告別式、どちらに参列すべき?

訃報が届いたら、まず、(1)誰が亡くなったのか、(2)通夜、葬儀・告別式の日時と場所、(3)宗教、宗派を確認し、弔問にうかがいます。その際、通夜と告別式のどちらに参列すべきか迷う人も多いはず。迷っている間にどちらも終わってしまった、などということのないように、そのときの状況に応じて即座に判断できるようにしておきましょう。

● 通夜

通夜は本来、文字通り家族やごく親しい人たちが「夜通し」遺体とともに過ごすことを言います。
よって、もともとは家族とごく親しい人たちだけで行うもので、一般弔問客は告別式に参列するのが正式でした。つまり、故人との親交の度合いでどちらに参列するかが決まっていたのです。
しかし、仕事を抱えている人たちにとって、昼間に行われる葬儀・告別式は都合がつきにくいということから、最近は夕方〜夜に行われる通夜に一般弔問客も参列するケースが増えています。都合がつかずに参列できなかった、というよりも都合がつく方に参列する方が良いという考えからです。親しく交際していたのであれば、両方に出席するのが望ましいでしょう。


● 葬儀・告別式

遺族・親近者などが、故人の冥福を祈って焼香するのが葬儀。一般弔問客が焼香するのが告別式です。ただし、現在は葬儀と告別式が一体として営まれることが多く、一般弔問客も葬儀から参列するケースが増えています。告別式のあとは出棺となります。告別式に参列したら、焼香が終わったあとも残り、出棺まで見送りましょう。


● 弔問できない場合

弔電を打ち後日弔問にうかがうか、代理人を立てましょう。後日弔問にうかがえない場合は、弔電を打つとともに香典を現金書留で郵送しましょう。なお、葬儀前の遺族は想像以上に忙しいものです。電話でお悔やみを伝えるのは避けましょう。


1.弔電

葬儀の前日までに届けるように。どうしても間に合わない場合も、葬儀開始1時間前までには届くようにしましょう。

送り先=告別式・葬儀会場
宛先名=喪主に送るのが基本。ただし、亡くなったご本人ではなく、その家族の関係者にあたる人は家族宛に送ってもOK。


2.代理人を立てる

家族、同僚などから代理人を立てます。代理人は受付で誰の代理で来たのかを告げ、香典を渡して記帳します。香典の表書きと記帳は出席できなかった本人の名前に。記帳では本人の名前の下に『代』、代理人が妻の場合は『内』と書き、代理人が出席したことが分かるようにしておきましょう。


3.香典を郵送する

現金を不祝儀袋に入れてから現金書留の封筒に入れて送ります。その際、出席できない理由と、故人を偲ぶ手紙(お悔やみ文)を添えましょう。

ブラックフォーマルの約束事

弔問にうかがう際の服装は、親族でない限り、基本的には手持ちの黒い服で代用できます。しかし、黒であれば何でも良いというわけではありません。いくつかのルールを確認しておきましょう。

● 通夜

通夜では、喪服を着用する必要はありません。地味な普段着でOKです。むしろ以前は喪服を着ていくと、まるで死を予期していたかのようで失礼とされていました。ただ、最近は事前に通夜の日時が分かるので、喪服での参列も増えていて、失礼とは見なされません。


髪はすっきりまとめる。地味な色のワンピースかスーツが良いでしょう。光沢のない素材に。ストッキングは黒、もしくは肌色に。ノーメイクはNG。ただし薄化粧に。パンツスーツでも可。靴、かばんは黒を基調としたものを。金色の金具、エナメル、爬虫類などの皮革製はNG。

・服
地味な色のスーツかワンピースが良いでしょう。白いブラウスや袖無し、襟元の大きく開いた服は避けること。


・靴・バッグ
黒を基調としたものを用い、金色の金具がついているものやエナメル・爬虫類などの皮革製は避けること。靴のヒールは3cm程度までが良いでしょう。


・アクセサリー類
結婚指輪以外は基本的にはつけない方が無難です。


・髪型
ロングヘアの場合は1つに束ねるなど、すっきりさせましょう。


・化粧
ノーメイクは失礼にあたりますが、かといって派手なメイクも場違いです。薄化粧を心がけて。アイシャドウはベージュ系でまとめ、口紅はベージュ系や薄いピンクなどに。パールの入ったものや鮮やかな色は避けましょう。香水も線香の妨げとなるのでNGです。


・ストッキング
黒を着用するのが一般的。ただし、通夜は「突然のことで、とりあえず駆けつけてきた」という意味合いをもたせるために、あえて肌色にするという人も。


● 葬儀・告別式

一般弔問客の服装は略式の礼服が一般的です。しかし、特に親しい間柄でない場合には黒めの平服でもOKです。


襟元のつまったデザインのものに。ブラウスなどのインナーも黒に。靴、バッグなどの小物類はすべて光沢のない黒で統一を。スカート丈はひざ下より長いものを。ヒールの高さは3cm程度のものに。アクセサリーは基本的に結婚指輪以外は外す。パールの一連ネックレスなら可。夏場でも基本的に長袖で。肌の露出が多い服装はNG。ストッキングは黒に。タイツや柄物はNG。

・服
遺族よりも格式の高い礼服の着用はNG。礼服を着用する場合、正式なモーニングや和装は遺族が着用するため、黒無地のスーツ、ワンピース、アンサンブルなどの略式の礼服にすること。礼服でなくても、黒、紺色、ダークグレーなどの地味な色のスーツやワンピースなどであればOKです。ブラウスを着用する場合は黒に。透けた素材や襟元の大きく開いた服、ミニスカートなど、肌の露出が多い服装はNGです。夏場でも基本的に長袖で(中に着るものは半袖でもOK)。冬場にコートを着用する場合は、毛皮や皮革素材のものは避けるように。


・靴・バッグ
黒で統一しましょう。バッグはできれば布素材のものを。なければ光沢のないシンプルなものに。エナメル素材や派手な金具のものは避けましょう。


・アクセサリー類
結婚指輪以外のアクセサリーは外すのが基本。結婚指輪に石がついている場合は、手のひら側に回しておく。パールの一連ネックレス、あるいはイヤリング(ピアス)のどちらかだけならばつけてOK。時計は光るタイプのものの場合は外しましょう。


・ストッキング
黒の無地に。タイツや柄物は黒でもNGです。


アッキーの脚元美人ポイント もしものときに備えて、黒のストッキングを家やオフィスに常備しておくのは大人のたしなみです。動きやすく長時間の式にも対応した、デオドラント効果や静電気防止効果のある『礼装』がおすすめです。
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● 法要

一周忌までは略式の礼服を着用するのが好ましいでしょう。一周忌、三回忌と回を重ねるにしたがって、喪の表現は少なくしていくのが通例で、三回忌ぐらいからは地味なワンピースやスーツなどの平服でもOKです。ただし、光らない素材のシンプルなものに。アクセサリーも目立たないものならOKです。

やってはいけないNG行為&こんなときどうする?

通夜、告別式は故人との大切な別れの場です。知らなかったとはいえ、失礼があってはなりません。やってしまいがちなNG行為と、迷いがちな行動の正しい判断を確認しておきましょう。

● やってはいけないNG行為

・香典に新札

新札は避けましょう。新札しかない場合は一度折ってから入れるように。くしゃくしゃの紙幣も失礼に当たるのでNGです。清潔なお札を包みましょう。


・香典の表書きを濃くはっきり書く

悲しみを表すために、薄墨で書くようにしましょう。弔事用の薄墨筆ペンも市販されています。1本常備しておくと良いでしょう。


・香典をそのままポケットに入れて持参

ふくさ、なければふろしきかハンカチに包んで持参するようにしましょう。


・遅刻

開始時間の案内通りに到着するように。読経や弔事の最中に着席するのはマナー違反です。


・遺族と話し込む

参列が弔意を表したことになるので、無理に遺族を探して声をかける必要はありません。遺族と親しかった場合でも長話は控えましょう。お悔やみの言葉は手短に述べるのがマナーです。


・死因を聞く

最も配慮に欠ける行動です。悲しみを増長させるような言動は控えること。


・知り合いを見つけて話しかける

世間話をするのはマナー違反。私語は斎場を出た後にしましょう。


・通夜振る舞いを遠慮する

通夜振る舞いには故人への供養の意味があります。一口でも箸をつけるのが礼儀です。


・その他

宗教によって香典の表書きや、焼香・献花・玉串奉奠などの作法、挨拶の仕方などが違うので、失礼のないよう事前に確認しておきましょう。


---*不祝儀袋の選び方・使い方*---

表書き 宗教問わず使えるのが「御霊前」※浄土真宗は「御仏前」に。 水引 黒白、白、銀の「結び切り」の水引で、のしなしのもの。※キリスト教は水引のない香典袋を用意すること。 文字 薄墨の毛筆か筆ペンで書く。 折り方 慶事とは反対に折り返しが下を向くようにする。 ※蓮の花が印刷されたデザインのものは仏式のみに使用。
中包み 表 中央に「壱」「弐」「参」と漢数字で中に入れた金額を記す。 裏 住所と氏名をはっきりと書く。

● こんなとき、どうする?

・髪の毛が茶髪。これってお葬式では不謹慎?

髪の毛はまとめたり、ピンで留めるなどしてスッキリ見せるようにアレンジすればOK。弔意が伝わるように心がけることが大切です。


・慶事と弔事が重なった!どちらを優先させるべき?

普通は弔事を優先させるのが一般的ですが、付き合いの深い方を優先したり、時間のやりくりができれば両方に出席してもOKです。ただし、身内の結婚式が一両日中に迫っている場合や、出産が迫っているときは弔問を遠慮するのが礼儀。


・小さな子供も連れていっても大丈夫?

静かにしていられる年齢であればOK。ぐずりやすい年頃の小さな子供は、近しい親戚でない限りは誰かに預けましょう。


・不幸を後で知った!

すぐに電話や手紙でお悔やみを伝えます。先方の都合を確認した上で、できるだけ早く弔問にうかがいましょう。


〔監修者〕高橋 祥子(たかはし さちこ)

月刊誌『Como(コモ)』(主婦の友社発行)副編集長。実際に雑誌を編集している中で手に入れた、女性の役に立つファッション情報を提供し続けています。

雑誌『Como(コモ)』の公式サイト http://mama.shufunotomo.co.jp/

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