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株主・投資家の皆様へ
代表取締役社長 社長執行役員 日光 信二 株主の皆様には、ますますご清栄のこととお喜び申しあげます。
ここに当企業集団第97期(2022年4月1日から2023年3月31日まで)の営業の概況をご報告申しあげます。
これもひとえに皆様方のご支援の賜物と厚く感謝申し上げます。

2023年6月
代表取締役社長 社長執行役員 日光 信二
営業の概況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限や入国制限の緩和により社会・経済活動の正常化が進み、緩やかに改善の兆しが見られました。その一方で、ウクライナ情勢の長期化などによる資源・エネルギー価格の上昇や外国為替相場における急激な円安進行等が景気の下押し圧力となるなど、先行きは不透明な状況で推移しました。
繊維業界においては、行動制限の緩和に伴う外出機会の増加により、個人消費は回復傾向にありますが、物価上昇による消費者の生活防衛意識や節約志向の高まりから衣料品への支出には慎重さが見られるなど、本格的な回復には至っておらず、依然として厳しい環境が続いております。
このような状況の中、当社グループは、経営体制の刷新を図り、2023年3月期から2025年3月期までを実行期間とする中期経営計画『ATSUGI VISION 2024』をスタートさせました。本計画では、顧客ニーズの変化と多様性に的確に対応したうえで、「事業ポートフォリオの強化」、「生産体制の再編による収益基盤の強化」、「資本の効率化」の3つの重点課題に取り組むことにより収益性を高めることに注力し、まずは足元において黒字転換を図ること、そして、その先にある将来の持続的成長のための安定した財務基盤の確立を目指しております。
『ATSUGI VISION 2024』の1年目である当連結会計年度は、収益構造の抜本的な見直しとさらなる製造原価の低減を目的として、2022年5月をもって国内生産子会社であるアツギ東北株式会社の生産業務を終了し、中国工場への生産移管を進めるとともに、販売においては、行動制限の緩和による人流回復とそれに伴うストッキング需要の回復を想定し、ストッキングの主力ブランド「ASTIGU(アスティーグ)」のリブランディングを行うなどの商品戦略による巻き返しを図りましたが、物価高を背景とした消費者の生活防衛意識や節約志向の高まりなどから売上は想定を下回る結果となりました。利益面においても、急激な円安進行をはじめ、原燃料価格や物流費の高止まり、人件費の上昇などのコストアップ要因が重なったこと等により、厳しい状況で推移しました。
この結果、当連結会計年度の売上高は20,503百万円(前期比4.4%減)、営業損失は2,131百万円(前年同期は2,293百万円の損失)、経常損失は1,583百万円(前年同期は1,804百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失は1,215百万円(前年同期は1,827百万円の損失)となりました。
なお、事業別の状況は次のとおりであります。
 
[繊維事業]
(1) レッグウェア分野
行動制限の緩和により個人消費に回復の兆しが見られましたが、物価上昇による消費者の生活防衛意識の高まりなどから高価格帯の商品が苦戦し、同分野の連結売上高は11,013百万円(前期比3.7%減)となりました。
(2) インナーウェア分野
紳士インナーウェアは堅調に推移しましたが、レッグウェア同様、消費者の生活防衛意識の高まりなどから全般的に厳しく、同分野の連結売上高は8,246百万円(前期比5.7%減)となりました。
これらの結果、繊維事業の連結売上高は19,260百万円(前期比4.5%減)、営業損失は2,474百万円(前年同期は2,614百万円の損失)となりました。
 
[不動産事業]
保有資産の有効活用を進めておりますが、当事業の連結売上高は544百万円(前期比1.2%増)、営業利益は388百万円(前期比0.8%減)となりました。
 
[その他の事業]
その他の事業につきましては、太陽光発電による売電は天候の影響などにより発電量が減少し、介護分野も苦戦しました。これらの結果、当事業の連結売上高は699百万円(前期比4.7%減)、営業利益は58百万円(前期比18.2%増)となりました。
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